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  • 培養士インタビュー
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    再生医療センターで培養士として職務にあたっている佐々木崚が再生医療・歯髄細胞にかける想いを語りました。

    セルテクノロジーに入社した経緯を教えてください。

    歯髄細胞を用いた再生医療に無限の可能性を感じたことが入社を決めた大きな理由です。種々の再生医療に関する研究開発に関わっておりましたが、原料となる細胞の入手がとても困難で、実用化に向けた試験を行うのが大変でした。研究の進捗が遅れていたので、予め試験に使用する細胞が簡単に入手できるような細胞バンクがあればと以前から思っておりました。

    普段の業務内容を教えてください。

    細胞培養加工施設で歯髄細胞バンクや献歯のために提供された歯から採取した細胞を培養し保管する業務を行っております。また、再生医療の研究開発を行っている企業・研究機関への歯髄細胞の提供や再生医療センターの維持管理業務も行っております。

    培養士として気をつけているのはどんな事でしょうか?

    衛生面には普段からとても気を遣ってます。施設では細胞への雑菌の混入を防ぐために高い清浄度を維持する必要があります。作業者から雑菌が混入する可能性もあるため、少しでもその危険を減らす目的から、施設への入室前日は納豆・ヨーグルト・キムチ等の発酵食品を食べないようにしています。また、爪が伸びていると雑菌が混入しやすく手袋を破損させてしまうことがあるため、こまめに切るようにしてます。

    対処するのが虫歯だったケースについて

    当施設において、虫歯が原因で成功しなかった事例は現在のところほとんどありません。ただし、虫歯菌の培養容器内の混入によって細胞がダメになる可能性が通常の歯より高くなるため、歯や組織の洗浄を通常以上に念入りに行うようにしています。到着して2、3日経過しても異常が無ければ、虫歯の無い歯と同等に培養が可能となります。

    この仕事のやりがいと夢を教えてください。

    歯髄細胞バンクを利用された方から感謝の手紙を頂いた時は、今の仕事をしていて本当に良かったと思いました。 今後は歯髄細胞の更なる可能性について探求したいと考えております。多くの難病の方の治療に貢献できるような技術を開発したいですね。

    (佐々木は2020年7月に㈱ジーンテクノサイエンスに転籍し、歯髄幹細胞に関わる研究業務を行っております)

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  • 研究者インタビュー
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    『歯髄幹細胞による細胞治療への期待』と題しまして、歯科再生医療の第一人者としてご活躍されている本田雅規先生に寄稿をいただきました。

    弊社の顧問である本田先生は、1989年愛知学院大学歯学部をご卒業後、名古屋大学、東京大学医科学研究所、日本大学歯学部などを経て2015年に愛知学院大学歯学部口腔解剖学講座の教授として就任され現在に至っております。


    令和になり歯髄幹細胞による治療が現実味を帯びてきました。筆者が平成元年に歯学部を卒業時、骨髄移植は行われていましたが、歯の中の歯髄に幹細胞がいて、それが医療に使われるとは思いもしませんでした。名古屋市の歯科医院での勤務医時代は、抜歯した歯は医療廃棄物として廃棄していました。

    卒後5年目に入局した名古屋大学医学部口腔外科で、生まれて初めて細胞から皮膚が作れることを知りました。細胞移植で歯科の治療を変えたいと考え、私の進路は変わりました。

    歯髄幹細胞は骨髄や脂肪の幹細胞よりも増殖する能力や骨を作る能力が高いことや炎症を抑えたり免疫機能を高めたりする能力も、他の幹細胞と同等という研究報告があります。

    歯髄幹細胞は医療廃棄物となる歯から採取できることが利点です。脱落しかけた乳歯からも採取できますので、子供のころに自分の細胞を保存することができます。この利点は歯以外にはありません。

    自分の細胞による治療が現実味を帯びてきました(自家細胞移植)。日本では、歯髄の再生や骨の再生が、世界に目を向けると歯周組織の再生の臨床も始まっています。自家細胞移植で一定の成果が得られれば、だれでもが細胞治療を受けられるように他人の細胞による治療が始まることでしょう(他家細胞移植)。この他家細胞移植の発展には、骨髄移植と同じように多くの種類の細胞を集めることが必要です。歯髄幹細胞は歯科医院の協力で多くの細胞を集めることができます。他家細胞移植に使う細胞として、歯髄幹細胞が最もよいかもしれません。

    歯髄幹細胞には、多くの人の病気やケガを治す能力と将来の可能性がありますので、大きな期待が込められています。われわれ研究者には、安全で確実な細胞治療の開発及び改良を続けることが求められています。

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