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【お悩み解決!】乳歯がなかなか抜けない原因は?抜けないことの影響は?

【お悩み解決!】乳歯がなかなか抜けない原因は?抜けないことの影響は?

乳歯は基本的に5歳前後から中学生に入るくらいまでに抜け落ち、永久歯に生え変わるとされています。乳歯が抜けることは子どもが成長していることの証でもあるので、お子様の歯が抜けるのを待っているという親御さんも多いのではないでしょうか?
しかし、中には乳歯がいつまで経っても抜けないというケースがあります。十数人に一人という高い割合で起こることなので、誰であっても起こりえるトラブルだと言えるでしょう。

乳歯が抜けない原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は、乳歯が抜けない原因や、抜けないことによる影響についてご紹介します。

乳歯が抜けるメカニズム

乳歯が抜けるメカニズム

まずは乳歯が抜けるメカニズムについて把握しておきましょう。

永久歯の種である歯胚は、妊娠3~5か月ころから作られ始め、歯茎の中で成長しています。永久歯の成長が終わり生え始める準備ができるまでの間、歯茎の表に生えているのが乳歯です。
永久歯が生える準備を終え、乳歯の根元のあたりまで到達すると、破菌細胞という細胞が乳歯の根っこを溶かし始めます。一定の割合溶かしてしまうと、乳歯がぐらぐらと揺れ始め、やがて抜け落ちてしまいます。 つまり、永久歯が成長し、生える準備が整うことで、乳歯は抜けるという仕組みになっており、逆に言えば、永久歯が育たないと乳歯は抜けないということです。

乳歯が抜けない人が増えている

乳歯が抜けない人が増えている

一般的に、乳歯は5歳前後から中学生に上がるまでの期間で抜けてしまいます。しかし最近は、30代、40代になっても乳歯が抜けない人が増えています。割合は7~8%程度であるとされており、男性よりも女性に多い傾向です。

乳歯が抜けない人が増えている原因としては、かつてと比べて柔らかい食事をとることが多くなった現代社会の食生活がそのひとつとして挙げられていますが、はっきりしたことはわかっていません。先天性欠如(次項で説明)で乳歯が抜けないケースもあり、明確な予防策は確立されていないのが現状です。

乳歯がなかなか抜けない主な原因

乳歯がなかなか抜けない主な原因

では次に、乳歯がなかなか抜けない(生え変わらない)主な原因について見ていきましょう。

永久歯の成長が遅れている

前項で紹介した通り、乳歯は永久歯が成長することによって根元が溶け、抜け落ちます。体の成長速度が人によって異なるように、永久歯の成長速度は人それぞれです。永久歯の成長速度が遅いという場合は、必然的に乳歯が抜ける時期も遅くなってしまいます。
早い人は5歳前後で生え変わりますが、中には中学生に上がってから生え変わる人もいます。周囲と比べて生え変わりが遅いと不安になることがあると思いますが、成長速度は人それぞれ違うのだということを念頭に置いて、様子を見るようにしましょう。

埋伏歯

埋伏歯とは、永久歯が骨や粘膜に埋まった(埋伏)まま、生えてこない状態(またはそのような状態の永久歯)のことをいいます。最もよく知られた埋伏歯は親知らずですが、ときに奥歯だけではなく別の永久歯が埋伏歯になってしまうことがあるのです。
永久歯が埋まったまま生えてこなければ、乳歯の根っこが溶けることがなく、乳歯は抜け落ちません。歯並びなどに問題がなければ埋伏歯はそのままにしておいて問題ありませんが、歯並びが乱れるなどのトラブルがある場合は、外科手術によって埋伏歯が生えられるようにする必要があります。
また、永久歯の生える位置がずれることでも、乳歯が抜け落ちなくなることがあり、そのような場合は乳歯を抜歯して、永久歯の位置を調整することになります。

先天性欠如

基本的に永久歯は誰であっても生えてくるものですが、中には、先天的に永久歯が生えてこないという方もいます。そのことを「先天性欠如」と呼び、この場合、永久歯が生えてこないため乳歯が抜け落ちません。全体の約1割(10人にひとり)が先天性欠如であると言われており、永久歯が欠如する位置として多いのは、前から2番目の歯と、5番目の歯であるとされています。

乳歯が抜けないことの影響は?

乳歯が抜けないことの影響は?

先天性欠如で乳歯が抜けない場合は、永久歯は生えてきませんので、乳歯をずっと使い続けることになります。しかし、乳歯は永久歯に生え変わることを前提に生えてくるものですので、一生使い続けることができるほど頑丈に作られていません。だいたいの場合、大人になると自然に抜け落ちてしまいます。
大人になってから乳歯が抜け落ちると、ほかの歯とのバランスが悪くなり、歯並びが悪くなってしまうかもしれません。歯並びが悪くなると噛み合わせが狂い、体に余計な負担を与えてしまいます。

中学生くらいまでは乳歯が抜けないことは珍しいことではありませんが、なかなか乳歯が抜けないという場合には、その原因が何なのか、歯科医で診てもらって明確にしておく必要があると言えるでしょう。 将来的に歯並びが悪くなってしまう可能性もありますので、専門的なアドバイスを受け、今後の方針を確認しておくことが重要です。

乳歯が抜けないことの影響は?

乳歯が抜ける時期は人によってさまざまです。中には中学生まで歯が生え変わらないという方も珍しくありません。お子様の歯がなかなか抜けない場合も、それほど焦ることなく、落ち着いて経過観察をしていくようにしましょう。
ただ、中学校を卒業しても乳歯が抜けない場合は、今後のことも考え、歯科医に診てもらうなどの対応をするようにしてくださいね。


【再生医療】抜けた乳歯の活用法

ここまでお読みいただき、本当に有難うございます。
抜けるはずの乳歯が抜けないことで、疑問や不安に感じることもあったのではないかと思います。少しでも皆様のお役にたてたなら大変うれしく思います。

最後に、これから抜けていく乳歯の新たな活用法についてご案内します。

再生医療について、ご存じでしょうか?
「ips細胞で山中教授がノーベル賞を受賞」といった記事を目にしたことはあるでしょう。
簡単にお伝えすると、傷ついた臓器や組織を元に戻すことが再生医療です。
その点については、再生医療とは?で分かりやすくご案内しますね。


抜けた乳歯の新たな保存方法

「歯髄細胞バンク」は、再生医療に備えることを目的として、生え変わり等で抜けた歯の細胞を凍結保管するサービスです。

近い将来、人の幹細胞を使った再生医療が医学の主流となるといわれております。これからは、生え変わりで抜けた乳歯は捨てずに有効活用する時代です。

細胞も加齢とともに老化していくので、乳歯には元気なものが残っていると一般的に考えられております。
お子様の乳歯がまだ残っていれば、1つの選択肢として「歯髄細胞バンク」を検討してみては如何でしょうか?

歯髄細胞バンクとは?

歯髄細胞バンクとは?
幹細胞を使った再生医療に備えることが『歯髄細胞バンク』の目的です。

抜歯した乳歯や親知らずから良質の歯髄幹細胞が採取できるとはいえ、その数はそれほど多くありません(数千~数万個ほど)...

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